現在日本でも物価がジワジワ上がっていますが、海外では価格が急騰している国もあります。
インフレはグレート・リセットの一環で、エネルギー問題同様、意図的なものであることはお伝えしてきました。
インフレは国家によるテロであるという記事をまとめますー日本にも当てはまります。
現在、アメリカはインフレーショニズムという圧政のもとにいる。これは何かというと、財政赤字の拡大(ばらまき)、国の借金の拡大、カネの創生(紙幣印刷)である。何一つ良い結果を生まない。これはカネは富であるという幻想につながっている。(カネ自体は単なる紙切れ)
インフレ―ショニズムで経済のみならず文化文明にも悪影響が出る。
インフレーションは何かという理解が必要。まず、これは政策の一環で、自然発生するものではない。政府や中央銀行がインフレを目標として設定するのだ。
ロックダウンで物資やサービスの動きがストップして物価が下がりがちな中で、トランプやバイデンは7兆ドルの財政支出を行った。フリーマネーである。
フリーマネーは国民や中小企業、あらゆる業界の口座に振り込まれた。それによってインフレが起こった。これは意図された、作られたインフレである。(Inflation is engineered)
インフレを必要悪とする人は、少しのインフレによってハイパーインフレを予防できるとする。本当だろうか。
インフレは間違いなく国家が行うテロリズムである。これは犯罪であり、国民を不安に陥れる。インフレによって文化や社会が抱える闇が浮かび上がる(例・犯罪や暴動)
企業は、蓄積した資本がインフレによって蝕まれ、あらたな投資がしにくくなる。現在のそして未来の富が失われるのだ。子供や孫の将来は限られたものになり、国民の老後も不安定なものとなる。
現在アメリカでは、1年の定期預金が3%以下なのに、インフレ率は9%にのぼっている。何もしないだけで6%の資産が目減りする。80年代にインフレ率が二ケタになった時でさえ1年の金利は15%あった。
過去にFRB議長のグリーンスパンが40年かけて金利低下誘導した結果、いまだに20%の金利で車やカードのローンを支払っている低収入層がもっとも損をした。
学者は触れないが、インフレによって社会のモラルも低下するのだ。国民は、どうせ値段が上がるのなら今のうちに買っておこう、となる。将来よりも今に重点がおかれる(刹那的になる)
さらに、ハイパーインフレの危険性がある。低めの10%インフレ率でも、7年ごとに物価が倍になる。これによって米ドルの地位も悪影響を受ける。
ワイマール時代のドイツ(1918-1933)で起きたハイパーインフレの背景には、当時の中央銀行による金準備高の抑制があった。ヒトラーの台頭の前提には、金融政策の失敗とハイパーインフレによる国民の苦難があるのだが、これは意図的されたものだった。
ここでワイマール時代に生きたあるオーストリア女性の話を紹介しよう。彼女は医者の妻で4人の子供の母、何一つ不自由のない生活をしていた。家族は教養もあり、音楽も奏でる上中流階級だった。貴族とも交流があった。しかし1914年5月から彼らの生活は一変した。第一次世界大戦の勃発だ。
ワイマール政府は軍事公債を大量発行(戦費をまかなう債券)、中央銀行も紙幣をどんどん印刷した。それによって物価が16倍上がった。
国民の生活は大変だった。彼女も闇市で物資を買い、家族を食べさせるために家財を質にいれた。通貨も債券もゼロの価値だった。夫の金時計を売って、やっとじゃがいもや燃料の石炭を手に入れた。常に空腹がつきまとっていた。
1919年にハイパーインフレが始まった。マネーサプライが一挙に5倍以上増加した。2020年のアメリカと同じだ。1922年に消費者価格は、8年前に比べて1万4000倍上がった。
その間、女性の家族は燃料不足による寒さや飢えのため、夫と娘が亡くなった。息子は戦争で行方不明、もう一人は失明、もう一人は両足を切断。
食糧も石炭も配給制だった。警察が突然庶民を家宅捜査、秘密に物資をため込んでいないか調べる。
彼女は混乱の中、共産主義者となった息子に銃で撃たれて亡くなった。
ある映画で同じワイマール時代の様子が描かれている。女主人公の周りはどんどん悪化、父親は食料無しに帰宅する彼女を杖で叩く。隣人たちは食べ物のことでお互い疑心暗鬼、そして売春が広まる。あちこちで喧嘩が起こる。空腹の子供たちはレストランの前で食べ物を乞う。社会のメッキがはがれたのだ。
では我々はどうすればいいのか
このようなワイマール時代の教訓をどう生かしたらよいのか。
インフレとは社会や人間を変えてしまうということを認識して、理解を広めること。
中央銀行(FRB)の金融操作で、モノを作る経済システムから単なる消費のシステムに変わってしまったが、それが人々に与えた影響が何なのか悟ること(コロナ手当を受けて、働かない人が増えた)
金融政策が何とかしてくれるという意識を変えること。今の金融政策は国民を貧困にする犯罪的政策である。
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以上です。
ところで、だいぶ以前の話ですが、ある徳川家の子孫の女性が、お姫さまのような生活をしていたところ、ワイマールの貴族が乞食同然に没落したのを見てショックを受けたそうです。
そして全ての地位や富を打ち捨てて、一から農業を始めたという話があります。この人の名前、忘れてしまいました。
世界の中央銀行は、ロスチャイルドなどの金融マフィアの一味です。何も立派でも偉くもありません。日本銀行もそうです。
カネというものは、金銀などの裏付けが無くなり現在は単なる借用証書となりました。インフレやデフレなど、中央銀行による操作を一層容易にさせるためでもあります。そして社会を支配勢力の思うように導く手段となっています。
さらに、カネのために魂を売る人がどんどん増えています。ワクチンなどはその一環、多数の命と引き換えに大儲けしている人がどれだけいることでしょう。
話が飛びますが、広い宇宙には地球より数億年進化した文明が沢山あるようです。進化した
惑星は、テクノロジーだけでなく霊的精神的にもずっと地球より優れていると言われます。
そのような惑星では、カネというシステムがないそうです。少なくとも地球のようなシステムではないと思われます。
どういうシステムか、ぜひとも見学に行きたいものです(笑)。
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