まず前回のクイズの答えからです。
クイズはこういうものでした↓
ロスチャイルドが私生児を沢山作り、権力の座につかせた件ですが、日本でも実例があります。ロス系金融マフィアで有名な、ドイツ出身のウォーバーグ家があります。これは証券会社の名にもなっています。
(英語読みだとウォーバーグ)この家系のポール・ウォーバーグ
という米有力金融家の私生児(インディオの女に産ませた)が、日本人に預けられ日本人として育ち、この国で出世して歴史に名を残したーという説があり本にもなっています。
クイズは、その人は誰かというものです。誰でも知っている名前です。
答えは 白洲次郎 です。彼は第2次大戦終戦前後、アメリカの二重スパイとして終戦工作に関わりました。
景品は出ませんが、当たった方、おめでとうございます!
白洲は誰がどう見ても白人との混血です。写真によっては日本人に見えるよう角度など調整した形跡がありますが、明らかにハーフです。
一連の件を著した本があります↓ (ちょっとお高いので当方は読んでいません)
著者の鬼塚英昭さん(2016年没)はアマチュア歴史家として沢山本を出しています。
氏はYOUTUBEで白洲次郎の話をしています。
鬼塚さんの説明にはいくつか言い間違いがあるので、訂正しながら要約しますと
日本の敗戦が色濃くなったころから終戦工作をするチームが欧米によって仕込まれていた。ヨハンセングループという名だが、メンバーは吉田茂、樺山愛輔、グルー米駐日大使、白洲次郎だった。
(白洲次郎はウォーバーグの私生児であるが)白洲文平という繊維問屋に乳児のときに預けられた。成長してから、ウォーバーグ家のシグムンドからカネをもらって英ケンブリッジ大学に留学した。
帰国してからジャパン・オブザーヴァ―という英字紙に就職、John Jiro Warburg として記事を書いた。
終戦前後、対米交渉の日本代表として、トップにいきなり据えられた。東京の鶴川村(現町田市)に居を構えたが庭の裏は無線基地だった。
終戦前後の天皇の御前会議の内容は、ヨハンセングループの吉田茂や樺山を介して米のグルー駐日大使に流されるのだが、白洲はその情報をグルーから受け取り、無線でアメリカに送った。ヨハンセングループについてはグルー駐日大使が書いた本に説明されている↓
つまり白洲は日本側代表という衣を着た二重スパイで、御前会議の内容は翌日にはアメリカが全て知っていた。
鬼塚さんが説明する動画は以上ですが、おそらくもっと詳しい白洲関係の鬼塚さんの動画は消されていると思います。当方はそれを何年も前に見た記憶があります。
なおネット上では、白洲の実父はウォーバーグ家の誰なのかという説がいくつかありますが、年代から言っても1902年生まれの白洲の父として、FRB設立に関わったポール・ウォーバーグ(1868-1932)の可能性は高いです。1932年にポールは死亡していますが、その後他の家族が白洲の後見・連絡役になったと見て良いでしょう。鬼塚さんの言うシグムンド・ウォーバーグは白洲と同い年です。
また、鬼塚さんは comprador コンプラドールという言葉を何回も言っています。これは日本語で買弁(ばいべん)と訳され、19世紀中国で西洋人のエージェントとして走り回った中国人を指します。
日本もコンプラドールだらけだったと思います。伊藤博文を始めとした明治の元勲たちは
そうだったはずです。維新の裏にはロスチャイルド系がおり、めでたく幕府を倒し、日本銀行を設立、思うように日本を操ってきました。
終戦後、白洲次郎は混血コンプラドールとして活動したのです。「アメリカに歯向かった唯一の日本の良心」など、一笑ものです。
ところで、掲題のアマチュア歴史家に期待の件ですが、鬼塚さんの他にも大きな業績を残した人がいます。
竹内睦泰氏著「超速 日本史の流れ」によりますと、アマチュア研究家の相沢忠洋さんという人が日本に旧石器時代があることを1946年に証明したそうです。それまでは日本に旧石器時代があるということは、歴史学会でも否定されていたらしいのです。
アマチュアではありませんが数年前に死去した米のJordan Maxwell ジョーダン・マックスウェルは、「ダビンチコード」の主人公のモデルにもなった歴史家です。主流の歴史学界に完全に逆らった研究を残し、独立系研究者として尊敬されました。当方は来月にジョーダンのDVDをある会で解説することになったので、張り切っています(笑)。
主流メディア、学界、学会―当方は、まずすべて疑ってかかることにしています。
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