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プーチンのゲリラインタビュー by タッカー・カールソン


元・米FOXテレビの保守派ジャーナリストとして人気の高いタッカー・カールソンが、何故かモスクワにいる、と一週間前から噂になっていました。蓋を開ければプーチン大統領のインタビューということで、政界やマスコミから賛否両論の渦を巻き起こしました。日本時間で昨日公表された2時間のインタビューをまとめます。プーチンによる細かい背景説明は大変長くなるので省略します。

ロシアはウクライナ戦争に実質勝利していますが、ゼレンスキーは崩壊寸前のウクライナをいつまでも戦闘で引きずり回しています。


  • (ウクライナやロシアの歴史を長く説明した後で)ウクライナは歴史的にロシアの領土。米は何回もソ連/ロシアとの約束を裏切ってきた。

  • ロシア国内の独立運動や2014年のウクライナ革命(反ロシアの)はCIAが支援した。ウクライナの選挙は闇でCIAが操作してきた。

  • 2014年にCIAはウクライナのレジームチェンジに成功した。その後ウとの平和をロシアは望んだが、ウ軍はロシア派ドンバス地区を攻撃。欧米は約束を破ってそれを容認した。ドンバス攻撃が、ロシア進攻の理由の一つ。

  • ウクライナは2014年のクーデターでロシアに宣戦布告した。ロシアは現在の戦いでその戦争を終えようとしている。さらに、ウのナチ化はひどく、それも終了させなければいけない。

  • 欧米はロシア憎しのあまり、ソ連と戦ったナチスを称える。例えばゼレンスキーはカナダ国会に招かれ、ソ連と戦った元SSの老人を国会はスタンディングオベーションで称えた。大変おかしなことだ。


  • バイデンには何回も警告した、ウクライナを支援するのは大失敗につながると。それに対する返答はここでは言えない。

  • ロシアはウクライナと停戦交渉を申し出たが、ゼレンスキーは交渉そのものを禁止。ロシアはポーランドに侵攻する意図は皆無である。しかし世界大戦につなげたい人々がいる。戦争を止めたければ、欧米はウクライナ支援をやめるしかない。

  • 米は地球裏側での戦争を支援する暇とカネがあったら国内問題をどうにかしたらどうなのか。(注・大量の不法移民、犯罪、ホームレス問題など)

  • ドイツのノルドストリーム・ガスパイプラインを爆発させたのは、CIAだというのが自然な結論。


  • 世界は欧米とBRICSに分かれつつあるが、本来は1つの世界であるべき。

  • 米はドルを武器としてふりかざして国際政治を支配してきた。それは間違っている。インフレがあるにも関わらずドルを擦り続けているのは間違い。その利息が米国民に押し付けられ、経済を破壊している。国際政治でも米国の強硬姿勢のせいで、国々はドルを放棄しはじめている。米は驕っており、地位が揺らいでいる。そして世界の状況を理解していない。

  • ロシアと中国の関係は、これからも発展し、BRICSは成長していく。

  • 米大統領の人柄よりも、大統領を取り巻くエリートや支配層の考え方が問題。


  • 全てに圧力がかかってきている。ロシアを分断する圧力、ウクライナをNATOに加盟させる圧力。ウクライナは(欧米により)搾取されている。

  • ウクライナに関してロシアは平和的解決を何回も提案したが、米やNATOは、ミンスク条約を無視し戦争をつづけた。2022年に戦いを終結させるチャンスがあったのに、英ジョンソン首相はゼレンスキーに平和を拒否するよう命令した。

  • 私はゼレンスキーにこう言ったことがある。あなたのお父さんは昔ナチと戦ったはずなのに、なぜあなたは今ナチと共謀するのかと。その答えはここでは言えない。


  • 欧米とロシアは文化文明として大きな違いがある。どちらが正しいとは言えない。欧米はプラグマチズム、ロシアは霊性や神を重視する。

  • 文明が崩壊するのは蛮族が乗っ取るから。ローマは何世紀もかかって崩壊したが、今はもっと早い(千葉コメント:欧米は蛮族に乗っ取られたと言いたい?)

  • 現代は複雑になってきている。AIによる支配、遺伝子操作(genetic engineering)。これらのことはコントロールしなければいけない。人々がもっとこれらの危険性に気付く必要がある。


  • NATOは戦争に負けたと認めたくない。しかし間違いを犯したのは彼らだ。ロシアは彼らが犯した間違いを自分たちで治すのに、手を貸す準備はある。

  • こういうことがあった。戦場でウクライナ兵士の一団がロシア兵士に囲まれ、後者が投降を呼びかけた。するとウの兵士たちは「我々は投降しない。ロシア人は絶対投降しないのだ」と言って死んでいった。ウ人も根はロシア人なのだ。

  • ウクライナはロシアの一部だが分断されている。ロシアの魂は分断するのでなく統合されなければいけない。その日は来る。

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以上です。


いつもは饒舌なタッカーが、最後のロシア魂の話になるとプーチンの説得力に圧倒されて、言葉すくなになっていました。


それにしても知性でも哲学でも、バイデンはプーチンの爪の垢でも煎じて飲んでほしいものです。


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