コロナワクチンを接種した人が献血した血液が安全なのかどうか、それは現在のところ明確になっていない。しかし人々はリスクを敬遠しており、非接種者の血液を要請する人もいる。有名なケースはニュージーランドのウィル赤ちゃんだ。両親は非接種血液の輸血を望んだが、病院や医師はそれを拒んだ。案件は裁判所に持ち込まれ、裁判官は病院側に立ち、子供の養育権を両親から奪って手術を実行した。(その後赤ちゃんの容体は安定)
このような事例は増えてくるかもしれない。病院は完全に合致する血液を選ぶためには、数量が多い接種者の血液しかない、と主張した。また、今まで接種血液で問題が報告されたことはないとした。
病院が非接種血液の輸血を認めれば、ワクチンが危険であることを認めたようなものである。皆が非接種血液を求めれば、不足になってしまう。
また血液を提供する機関自体が、非接種血液の提供を拒否する可能性もあった。
非接種血液を望むという、ウィル赤ちゃん両親の極く当たり前の要望が、メディアによって陰謀論やデマと決めつけられた。ニューヨーク・タイムスもそのように報道した。
イタリアでも同じことが起こった。2歳の息子の手術に非接種血液を望んだ両親に対して、裁判所が否定の判決を下した。
遺体整復師のリチャード・ハーシュマン氏は、2021年半ば以来、コロナワクチンを打った人の遺体から不思議な塊が発見されていると指摘した。
「遺体を保存する際、血管に液体を流さなければいけないため、まず最初に血液を抜きます。その際、繊維質の長い塊が出てくるのです」と彼は言った。
全く通常の凝固物質とは違います、とハーシュマンは言う。「通常、血液の固まったものは滑らかです。柔らかいのですぐにつぶれます。しかしこの白い繊維質はしっかりしています。こんなものが血管にあって生存できるはずがありません。」
ここで重要なのはこの白い塊は、輸血した人にも見られるということだ。つまりリスクがあるということなのである。もう1人の赤ちゃん、米のアレックスは両親の希望に反して接種血液を輸血され、左ひざから心臓にかけて長い塊が体内にでき、亡くなった。
病院はこの記録を即刻削除したそうだ。CDCがワクチンと自閉症をつなげるデータを削除したように。これが科学の実態なのか。
米では2秒に1人、輸血を必要とする人がいる。緊急事態になれば、輸血が命を助けることもある。しかし患者は非接種血液を選ぶという選択肢があるのか?
赤十字社は、殆どの場合、献血する人にワクチン副作用が無ければ、献血できる、としている。ワクチンの成分そのものは、献血する血液からは見つかっていない。と赤十字社の責任者は言う。
病理学者のコール博士は、この問題は、1980年代のエイズ汚染血液と同じくらい深刻だ、とする。博士もコロナ禍で輸血後、血管に塊が出来て亡くなった人を知っている。血液バンクはちゃんと輸血被害の実態を調べていない。調べなければ問題があるかどうかも分からない。FDAやCDCが接種血液は安全だと言っているからといって、鵜のみにしていいのか。
1983年1月、血液製剤や輸血血液がエイズに汚染されている可能性が高くなり、血液バンクは献血者に性的な行動(感染していないか)について質問するようCDCから指示された。しかし血液バンク業界は、そのような質問は不適切であると判断、血液の感染検査もしなかった。
エイズ禍は輸血で広がったのだが、輸血用血液が汚染されているか調べる検査は、実施に5年もかかり、その間にどんどん感染が広がった。
エイズは21世紀になってもアジア・アフリカで発見されているが、原因は政府が輸血血液をちゃんと検査しないからだ。
献血センターではワクチンを接種したかどうか、献血者に聞くところもあるようだ。しかしその情報が、輸血を受ける人に届いているかどうかだ。
赤十字社では、ワクチンを接種している場合はメーカー名を明らかにするよう要請している。しかしそのような情報を病院が輸血を受ける人に渡しているかどうかが問題だ。
どうしても非接種血液が欲しい場合はどうすればいいか。Directed blood donations(指示献血?) というのがある。特定の人に特定の人が献血をするのだが、これは珍しい血液型などの場合に使われる。
また自己輸血においては、手術を前にあらかじめ自分の血液を保管しておく。どちらのケースも、赤十字の特別発注フォーム(Special Collections Order form) に医師が署名しなければならない。
現在米では、安全な血液の献血キャンペーンがされており、ワクチン非接種者同志の輸血を推進している。近い将来に、mRNAフリーの血液バンクが設立される可能性もある。
まだまだ医学界は、ワクチン業界からの報復を恐れて、この問題に関する対応策も取っておらず、接種血液が安全なのかという疑問にも答えようとしていない。
Comments