↑ロックフェラー家
全ての業界に言えることですが、勤務している個人個人は世のため人のため、そして自分と家族を養うために懸命に働いています。問題は業界の伏流や根底にあるシステムが、儲け第一主義であったり、Anti-human=反人間 であったりすることです。
現在の西洋医学・病院医学のシステムは19世紀末から20世紀初頭にかけて、石油王ロックフェラーが構築しました。この本↓は陰謀論でなく、資料に基づいて書かれた有名な本です。当方も全部読みました。
ロックフェラーのシステムは、カネで全てを釣るようになっています。研究助成金を出して儲かる薬を研究させるかと思えば、違う結論を出しそうな研究には助成金をストップする、というやり方です。
そして患者は儲けるネタにされている、というのがこの本です↓
ジョン・D・ロックフェラー1世 (1839-1937) は石油王だったので、化学合成した薬を使う医学を打ちあげました。19世紀から、こういう医学に反対する、ホメオパシーのような植物を使った代替医療(当時はそれが主流)を潰すべく、全米のホメオ養成機関を倒産させたりしています。
現在でも、ガンなどを抗がん剤を使わずホリスティックに治療している医師は攻撃され、潰されています。多くの自然療法医(naturopathic doctor)が怪死したり突然死してきました。
Six doctors found dead under suspicious circumstances ←6人の医師が不自然死、ほんの一例
突然死亡したホリスティック医師のリスト↓ 2015-16年だけで62人います。
ロックフェラーシステムに反抗すると殺されるという文化は、どこから来ているのか。
のデイブ・ホッジスからヒントをもらいました。
Colorado Coalfield War - Wikipedia コロラド炭田戦争 1913-1914
19-20世紀、ロックフェラーは石油業界を牛耳りながら石炭業界もコントロールしていた。いずれ石油がエネルギー支配するとわかっていた。ロックフェラーは炭坑を所有し、労働者を劣悪な環境で働かせ、安い賃金で搾取して儲けていた。
そんな中、炭坑の坑夫たちが労働組合を結成し、待遇の改善を求めてストライキをするようになった。コロラド州は沢山炭坑があったので、ストがあちこちで発生した。
ストをする坑夫たちに対し、ストライキ・ブレーカーと呼ばれる反ストの労働者が沢山投入され、小競り合いが起こるようになる。それがエスカレートしていき、コロラド州の軍も関わるようになる。こういう構図↓
監視をするロックフェラー側は、車にマシンガンをのせ、スト派を狙った↓
一方、他州で炭坑が崩壊し、263人が死亡する事件も。(まさか人為的?)
州軍は爆弾を発見したとして、スト派を逮捕(偽旗= false flag?)
そして米国史の汚点、ラドロー炭坑の虐殺が起こる。
多くのスト派炭坑夫が死亡。他の炭坑闘争を入れると死者は200人に上るとされる。
死んだ坑夫の遺体が鉄道脇に見せしめとして放置された。武装反スト派はスト派の住まいであるテントに火をつけた。そのせいで女子供が火に囲まれ、結局55人死亡。家族を助けようとした坑夫も射殺された。(こうなるとテロですね)
スト派と州軍は、全面戦争に発展したがやがて終結。労働組合が折れた形となった。
虐殺に責任があるとしてジョン・D・ロックフェラーJr は議会に招致され質問を受けた。世間では虐殺を起こしたとして、ロックフェラーは激しく非難された。
John D. Rockefeller Jr. was a part-owner of CF&I who had recently appeared before a United States congressional hearing on the strikes, and he was widely blamed for having
この事件は企業権力と労働者との間で起こった、米国史における最も暴力的な事件。
the most violent struggle between corporate power and laboring men in American history"
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さて現在でも、ロックフェラーが支配する製薬・医療マフィアに歯向かうと、殺されるか或いは訴訟を起こされて身ぐるみはがされたり、医師免許をはく奪されます。
当方の応援するロバート・ヤング博士も最近、巨額の訴訟を起こされています。
余談ですが、上の炭坑問題で労働者側で戦った、ジャンヌ・ダルクともいえる女性がいたのを知りました。メアリー・ジョーンズ、通称マザージョーンズとして労働運動で知られた人でした。
76歳の時に捕まって長期間地下牢に閉じ込められたそうです。
「労働者は私の子供と同じ」と、不屈の闘志で労働運動に身を捧げた人でした。
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