
今日の話は記事にするべきか迷いましたが、もう何でもアリの時代になっていますから
書きます(笑)。
引用元↓
アルカリ加水分解(alkalyne hydrolysis)は動物や人間の遺体を化学的にドロドロに溶かす方法です。お墓が不要なので、エコ葬儀として注目されているという数年前の日本語記事も
あります↓
溶かした液体はろ過され、下水道に流されて処理されます。
ここからが問題です。アメリカの環境庁に当たる環境保護庁の職員が告発した内容をドキュメンタリーにした「Bio-sludged」という映画があります。
1時間足らずなので見ようと思えば見れますが、怖くてできません。
問題は遺体を液体にしてろ過し下水道処理したあとの、ドロドロの物質をどうするか、です。告発によると、そのドロドロは農家や果樹園経営者に無料の肥料として配布されているというのです。バイオ・スラッジです。
アメリカ全土ではないと思いますが、実際に行われていることらしいのです。
日本ではそのようなことはないはずです。
しかし遺体を肥料にするなど、人間への冒涜です。
そこで思い出されるのが、1973年チャールストン・ヘストン主演の映画「ソイレント・グリーン」です。
映画の設定は2022年、人類はすっかり貧困化し、水道も食物もすべて配給制、奴隷のような生活を強いられています。地球の温度が上昇し、新鮮な野菜や果物は数百ドルもかかり、生の肉など数十年見ていない、と主人公は言います。食べ物としてソイレント・グリーンという、大豆から作った緑色のクラッカーが主食として市場で売られています。しかし主人公はあることから、その工場に侵入し工程過程を目の当たりにします。そう、材料が人間の死体だったのです。
世の中は最悪の状況であるため、安楽死を選択できる「ホーム」という施設があり、心地よい映像と音楽を観ながら、薬を飲んで20分で苦しまずに死ぬことができます。そこで亡くなった人はトラックで大量に工場に運ばれていくのでした。
若いときに見た映画ですが、あり得ないと思っていました。
しかし、遺体を肥料にするなら、次の段階は何でしょうか。
食料ではないと言い切れるでしょうか。
一つのことを許すと、何でも許されていきます。遺体の肥料化は許されるべきではありません。
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