↑先月発売された若杉ばあちゃんの新刊、当方も読みました。
何回かご紹介してきた若杉友子さんは、昔からあった「食養」の教えを説き、沢山の人に影響を与えてきました。当方も野草の食べ方を知りたくて今まで本を何冊か集めました。
著作「子宮を温める健康法」は、不妊の方によく読まれているようです。
食養では食物を薬と考え、全ての食物にある陰陽と、季節や自分の陰陽体質とを合わせます。基本玄米食・菜食ですが、若杉ばあちゃんは玄米にこだわらず、3分づきの米でも構わないとしています。具沢山の味噌汁とお米・一皿の野菜料理が基本の、一汁一菜を提唱しています。肉は食べず、食べたければたまに天然魚や川魚をとります。鯉こくは養生食です。
自分の陰陽体質を知るには、朝起きてすぐ、横になったままで体温を測ります。36度以下であれば陰、36度以上であれば陽ですが、そのほか血圧なども関係します。寒がりの女性の場合は陰なので、よく知られていますが体を温める陽の食材(根菜類など)を取ります。自然塩は体を温めるのに好都合ですから多めに取ります。(ロバート・ヤング博士もソルトセラピー提唱 NWOはウクライナ崩壊織り込み済みか:「減塩」を覆す、ソルト・セラピー (chibamai.com) )全般的に添加物だらけの加工食品や甘いものを避け、無農薬の米や野菜中心にします。
しかし今回のばあちゃんの新刊では食養よりも、これからの社会の貧困化に備えた生き方を訴えたいようです。彼女の一か月の食費は1万円台だそうです。肉や魚、加工食品を一切買わず、米やみそ、こんにゃく、豆腐、油あげ、そば粉、くず粉、おから、米粉、野菜くらいしか買わないそうな。
それで体も元気になるので一石二鳥か三鳥でしょう。
そしてこれからの時代、食料自給率の低い日本は輸入がストップしたら大変なことになるので、自分で畑をやったり日ごろから農家と付き合うこと、とばあちゃんは言います。
何でも買う時代は終わりがくる。せめて自分の食べるものは自分で作るべき、ということです。
なかなか、ばあちゃんのようにはできません・・・畑する暇ないし、外食もしたいし、ケーキも食べたい、毎日の晩酌が楽しみの人も沢山います。どれだけ理想と現実の折り合いをつけるか、だと思います。
出版記念のオンライントークでは、養鶏業でブロイラーを出荷している人が、そういう鶏は基本病気なので自分たちは食べません、とばあちゃんに言ったエピソードを披露していました。恐ろしいことです、そんなのを食べている消費者も病気になります。
↑オンライントーク、娘さんとばあちゃん、京都の綾部の家で(今は京都市内在住)。
娘さんの若杉典加さんも、オンラインショップや食養講座を開いています。Norica style
典加さんは神戸で食養や野草の料理教室を時々やっておられるので、当方は数回参加しました。
若杉ばあちゃんは相当長生きしそうです。
久しぶりの野草薬草シリーズ:そろそろ旬も終わりそう、カラスノエンドウ豆は美味。
↓近所で。赤枠の中がカラスノエンドウ
↑さやの長さは5センチほど。沢山集めて持ち帰り、さやを開けると…
ちっちゃーなミニえんどう豆(グリーンピース)が入っています。さやは硬くて食べにくいのでこの豆をせっせこせっせこ掻き出します。味が凝縮していて美味しいです。音楽でも聴きながら1時間掻き出せば、お茶碗軽く一杯たまるので、数秒ゆでて冷蔵庫へ。あるいは醬油・みりん・酒でさっと煮ておかずやご飯の上に乗っけたり(混ぜご飯も)すれば、目先が変わります。そのままゆでたものはパスタやポテサラにも使えます。
野草や薬草はなるべく自然に近いところで、除草剤が捲かれていないところでの採集がカギですが、環境の良い、車や人通りの少ない道端でもOKだと思います。旬が終わりましたが、当方は春以降、ヨメナをあちこちでとって汁物にしていました。
しかし野草は繊維がしっかりしていて料理に不向きな場合もあるので、当方は乾燥保存して野草茶にします。よもぎ、野ぶどうの葉、すぎな、葛の葉、イヌビワの葉、アカメガシワ、カキドオシ、ナワシロイチゴの葉などを採集して保存、飲むと野生のエネルギーをもらって元気になります。
ばあちゃんのようにいくつになっても医者知らず・薬知らずでいたいと思っています。
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