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ワクチン訴訟・最前線報告その2ーコロナワクチンの有効性論文の根拠は、ずさん。

更新日:2023年11月22日



当方が応援する木原くにや弁護士のワクチン訴訟報告を9月24日にアップしましたが、昨日

最新のオンライン報告がありましたので紹介します。同氏はもともと理系出身なため、具体的なデータ分析も得意です。


コロナ禍でワクチンが特例承認され2021年に接種開始した後、障害や死亡などのさまざまな問題が沸き起こっています。

基本的にワクチンが有効であるとの論文をベースに厚労省が接種開始許可したわけですが、そもそも論文のデータや解釈がいい加減であるという、今回の内容です。


木原氏担当の、個人による国家賠償請求訴訟の口頭弁論が来年2月1日に行われる。傍聴可能。↓


別個にワクチン後遺症訴訟も木原弁護士が担当している。↓

国は集団免疫を認めず、しかし医クラは集団免疫を謳い文句に。


ワクチンの目的は集団免疫だったかどうか、が論点になるが、国やファイザーからの答弁書によると集団免疫は目的ではない、と言っている。

集団免疫とは、病弱などで免疫を持たない人でもワクチンによって感染を防ぐことを意味する。↓


国の答弁書では、「集団免疫の獲得を目的とするという説明は(国は)していない」↓


国民全員が接種したとしても、集団免疫は難しいというのが国の考え。↓


しかしワクチン推進派の大阪大学の忽那教授は、集団免疫の成立が可能と言っている↓


右下にあるように、その広告主はファイザー↓ 新聞その他のワクチン広告に沢山カネを出している。


疫学調査には種類がいくつかある。


ワクチンが有効でありうるのか、実際に有効だったのかを証明するには、大規模な疫学調査を行う必要がある。確実性の高い(エビデンスレベルの高い)調査の種類は以下のようになる。↓国がワクチンを有効と判断した論文は、2番目にエビレベルが高い「ランダム比較試験(RCT)」を使った、アメリカの「ワクチン有効率95%」という論文だ。しかしこの論文そのものが問題。



まず、薬やワクチンは「プラセボ(偽薬)効果」が必ず障害となる。接種して安心したという心理的効果も大きいので、それを排除して分析しなければならない。ランダム化比較試験は、被験者をランダムに選ぶが、病歴や年齢などの背景が偏らないようにし、プラセボ効果や偏りをできるだけ除外しようというもの。



二重盲検試験は、ドクターもランダムに選んだ患者も、両方ともワクチンがホンモノかプラセボが分からない状態で試験をする。↓


ドクターも患者も、プラセボかどうか分からないという、心理的白紙の状態で試験できる↓


国民はマスコミによって洗脳され、ワクチンに走った↓一方、ワクチンに疑問を持つ人達は悪者扱い。全ては「ワクチン真理教」だった。


エビレベルは少し落ちるが、コホート研究と症例対象研究というのもある。↓前者はこれから未来に向けてどうなるかという前向き研究、後者は今まで過去はどうだったのかという後ろ向き研究。


被験者のランダム化が必要なのは、例えばコーラを飲んで風邪が治るかどうかを考えると、コーラは若い人が飲むもので、若者は免疫がもともと強い。ゆえにコーラのせいで風邪が治ったか決めつけられない。だから被験者の背景を考慮する必要がある。


ワクチン有効率95%論文には問題がある。


さて、国はワクチン承認判断に、ランダム化比較試験に基づいた、米の「有効率95%論文」を根拠とした。しかしこの論文にはいろいろ落とし穴がある↓ 治験で、ワクチン群に感染者8人しか出なかったから有効率95%としているが、接種していなくても非感染者が沢山いることを考慮していない。計算の仕方に医学界から批判も出ている。


ワクチン群の、コロナ症状の疑いがある人達にあえて検査していなかった。それを計算に入れると有効率は95%から一気に19~29%に下がった。接種群は重症化率も高かった↓


95%論文は、故意に一回目接種の有効性を低くした可能性がある↓。2回目3回目打たせるための手段か。ファイザーに忖度した論文である。


この治験では、接種後にワクチン調査協力者が半減した。理由は接種後の副作用ではないか。↓調査協力者が激減するのは、ずさんな調査に起こりやすい現象。


ファイザーのワクチン治験のずさんさを内部告発した米の女性がいた↓


日本でもワクチンは特例承認だったが、その報告書は黒塗りだらけ↓ 木原氏は、裁判で黒塗りをはずすよう主張する予定である。


ファイザーはワクチン副作用のフォローアップ調査をしない、と決めた↓ ワクチン承認されたら後は知らん顔、これは大問題。


米の「ワクチン効果6カ月あり」という論文にも問題がある。


米で接種者を6カ月追跡調査した論文がある↓ ワクチン接種すればコロナ入院を予防することが可能という結論で、国とファイザーはこの論文を裁判で根拠にしている。この論文も問題がある。論文の著者もワクチンとコロナ予防の因果関係を証明できない、と認めている。


国とファイザーが引用した別の論文「ワクチンでコロナ重症化予防が可能」


この論文では、PCR検査を受けに来た人に接種し、6カ月はコロナ重症化予防できたとしている。しかしわざわざPCRを受けに来た人はもともとコロナを極端に怖がる人々。そういう意味でも治験に必要な対象者のランダム化ができていない。


上の論文について↓


過去にさかのぼる後ろ向き研究には盲点がある。あらかじめ対象者サンプルを調査して選ぶ手間とコストがかかる前向き研究に比べれば、費用がかからない調査だが、だからこそ客観性に疑問が生じる。上の「ワクチン効果6カ月論文」は後ろ向き研究だ。

英国政府は、逆に「ワクチンを打った方がコロナ感染しやすい」という後ろ向き研究を批判したことがある↓

↑いみじくも、ワクチン打たなくても自然感染で免疫がつく、と言ってしまっている。


やはり正しくワクチンが有効であるかないかを判断するには、ランダム比較試験を行った後メタ解析・レビューが必要となる↓

木原氏の主張まとめ↓



3年前に、日本薬剤疫学会・日本疫学会・臨床疫学会・ワクチン学会は、コロナワクチンについて大規模疫学調査をする必要を提唱した。国がちゃんとした調査をやっていないのは

過失である。ワクチンの効果や副作用の因果関係など、全てがうやむやの状態のままになっている。裁判でそれらを明らかにしていく予定。


↑下から3行目の「転帰」の意味は病気の進行とその結果。



木原氏も、実質手弁当で費用のかさむワクチン訴訟に対応している。ご寄付をお願いします。


以上

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