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米爆撃のイラン核施設はからっぽに近かったー元国連核査察担当者:米によるイラン攻撃は1991年時点で決まっていた。(2025年6月23日公開)

  • chibamai
  • 6月23日
  • 読了時間: 5分

更新日:6月25日

昨日22日の現地時間朝、米がイランの核3施設を爆撃しました。

その後さまざまな情報が飛び交っていますが、元国連核査察官のスコット・リッター

の話は説得力があります。

3施設から事前に主な物質・機械は運び出されており、殆どカラッポだったそうです。トランプもそれを分かっており、今回の爆撃はトランプのメンツを保つため(to save face)らしいです。

しかも最新の噂では、

イランとトランプは事前に打ち合わせしていて、爆撃は大げさな劇(Kabuki theater)だそうです。よくあるパターンだとのこと。


一方、アレックス・ジョーンズはイランは核開発していたのではなく、既に完成品があると言っています。トランプも分かっているそうな。


イランは産油国であるだけでなく、宗教・文化的にイスラエルの目の上のコブです。言い訳を見つけては、イスラエルや欧米はイランの解体を目論んできました。

さて、米のウェルスリー・クラーク将軍は、米のネオコン政治家連が国際社会を牛耳っていると、以前から告発しています。

将軍はこう言っています。


1991年、ネオコン先導で米は、中東・アフリカの7か国を不安定化(to destabilize)する決定をした。原油支配が主な目的。 それらはイラク、シリア、レバノン、リビア、ソマリア、スーダン、そしてイラン。

911はネオコンが作り上げた劇場。

ポール・ウォルフウィッツやディック・チェイニー、ドナルド・ラムズフェルドなどのネオコン勢力が国際政治を乗っ取った。

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ジャーナリストのグレッグ・リースが複雑なイランと欧米、イスラエルの歴史をまとめています。こちら

イスラエルにとってパレスチナ人だけでなく、世界の少数民族の存在そのものが憎悪の対象としか言いようがありません。

ビデオをまとめます。


1948年イスラエル建国の前から、周辺に住むパレスチナ人は虐殺の対象となってきた。イスラエル軍がパレスチナ人の村の井戸に、毒を入れるように指示↓


1970年代、アパルトヘイト政策で黒人を抹殺しようとする南アフリカ政府に、イスラエルは兵器など供給していた↓その代わりに南アからウラニウムを入手した。


1982年、パレスチナ難民キャンプで数千人が虐殺された事件↓

1994年、アフリカ・ルワンダ民族闘争で80万人虐殺された悲劇。イスラエルは武器を攻撃側に送っていた↓

2006年、イスラエルはパレスチナ人居住区にクラスター爆弾展開↓

2013年ぼっ発したアフリカ・スーダンの内戦でイスラエルは政府側に兵器供給↓

2017年ミャンマーのロヒンギャ族虐殺も、イスラエルは武器供給で加担↓

歴史を別の面から振り返ると、イランにイギリスは100年以上前から深く浸透していた。

イラン(当時ペルシャ)の王朝は1891年にイギリスにタバコ会社を安い価格で売却。1902年に原油の権利をイギリスだけに与え、アングロ・ペルシアン石油会社が設立↓

1935年、国名がペルシャからイランに変わり、社名もアングロ・イラニアン石油会社となった(のちにブリティッシュ・ペトロニアム、BP)。

イランのトップはイギリスの言いなりになる時代が続いた。しかし1951年、この男がイラン政治に登場し状況は大きく転換。モハンマド・モサデク首相↓

彼は1951年にイラン石油産業を国有化し、大事件となった。

タイム誌は「イランのジョージ・ワシントン(英から独立させた)」と取り上げた。

イギリスは激しく怒り、イランの国際的ボイコットを起こさせた。

英は米CIAアラン・ダレス長官と共同し、1953年にイランでクーデターを起こした。


クーデターで、イランのパーレヴィ国王↓は一端海外に亡命したが、モサデク首相が失脚すると帰国、その後はイギリスやCIAからカネを貰い、手先となる。


国王は欧米と関係を強めるだけでなく、イスラエルとも協力した。1954年にアングロ・イラニアン石油会社はBPとなった。国王は英王室とも親しくなり、操り人形に↓

しかしパーレヴィ国王は度重なる戦争犯罪を理由に、イスラエルを批判するようになった。

そして石油産業においてもOPECを結成し、1979年に、石油を実質国有化。

その一方、イラン革命の兆候が生まれた。最高指導者アッヤトゥーラ・ホメイニ師は実は英のエージェントだったと言う説も↓

イラン革命で、欧米はイランの石油をコントロールできなくなった。(これも思惑通り?)

正式に、イランは欧米の敵となった。

その後911を理由に米は産油国7か国を不安定化させる政策を取った↓

そして今回、欧米とイスラエルはイランのまたまたレジームチェンジを狙っている。ハメネイ政権を倒し、故パーレヴィ国王の息子で親イスラエル・英の操り人形レザ・パーレヴィを、新しいリーダーとしてプッシュしている。

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以上です。

今回の爆撃を受けて、イランはホルムズ海峡閉鎖を示唆していますから、石油価格は高騰すると思われます。

米とイスラエルは、イランのレジームチェンジをするべく攻撃しています。イラン国民が革命を起こすよう仕向けています。しかし国民がその魂胆を分かれば、逆に政府を支持するかもしれない、という専門家もいます。


レジームチェンジと言えば、近年最大のレジームチェンジは第2次大戦後のドイツ(ナチス解体)と日本(軍閥解体)でした。

しかし日本の元祖レジームチェンジは明治維新です。倒幕派(薩長)を支援したのはイルミナティの大英帝国でした。アヘンを輸出する目的や、日銀を設立して国を支配下に置くためと思われます。


いずれにしても、イラン国民がレジームチェンジに賛成するのかどうか、見どころです。







 
 
 

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