This is Great Reset? トランプはあえて株式市場を暴落させている。理由は今年期限の9兆ドル債務の解決ー事情通の専門家
- chibamai
- 5 日前
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4月2日のトラップショック以降、ローラーコースターで酔い気味の株式市場です。関税で輸入が減少すればインフレになるという思惑の一方、原油の下落でデフレ懸念だという見通しもあり、もう何が何だか状態です。
長年金融界の一線で活躍し、米政府の裏側を知り尽くしている弁護士・アナリストのジム・リカーズの最新ビデオでは「やっぱりそうなん・・・」的結論でした。
Thank You For Being a Strategic Intelligence Member (←ビデオ見れなかったらすみません)
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トランプは、あえて市場や経済をクールダウンさせている。何故なら、バイデンが作った短期債務9兆ドルが今年償還するからだ。通常なら大統領は、債務を将来に繰越すためにロールオーバー(また借金する)するが、トランプは問題を根本解決する意図で、政府の無駄を切り捨て(DOGE)、金利を下げて債務の利息支払いを軽減しようとしている。金利を下げるためには経済をスローダウンさせる必要がある。
そのため今年と来年一杯は、景気後退が起こり株式市場は下降トレンドだが、それからは(2027年以降)本格的な景気回復と好調な経済が復活する。
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「やっぱりそうなん・・・」と思ったのは、デビッド・アイクが「トランプはグレートリセットを起こそうとしている」と2月から言っているからです。しかしジム・リカーズとは反対に、独裁主義に転換するためだと言っています。
アイクのビデオです。
フリーメーソンの33位(それ以上の階位はイルミナティになると言われる)のモットーは「Order Out of Chaos」。混乱を起こして思う通りの新システムや社会に作り上げる。どの国もこの方法が適用されるようにできている。
ヴァンス副大統領は、AIを推進させているが、これは彼の友人・パランティア社創設者でビルダーバーグメンバーの、ピーター・ティールの思惑が関与している。
知られていないが、保守派の論客で、米国への王政導入を推奨する人がいる。トランプはまさに、国王並みの権力をふるいつつある。米のカエサル(シーザー)ともいえる。その論客によると、政府の官僚システムを崩壊させ、王室に忠誠を誓う人材を雇用するべきだという。
ところで、「独裁者の14の特色」をまとめた記事がある。

そのいくつかを挙げると
ナショナリズムを前面に出す/敵を名指しし、スケープゴートをぶちあげる/軍事力を目立たせる/メディアをコントロール(独立系メディアの多くも?)/
例えば、WEFのクラウス・シュワッブが何を言っても保守派は反対するが、トランプやマスクが言えば受け入れる↓

ファシズムの特色に戻ると、
国家安全保障を大げさに打ち出す/宗教と政治が結びつく(トランプは信仰担当者を政権内に置いた)/企業と政府が結びつく(イーロン・マスク、ユダヤ系献金者)/縁故主義の多用(友人や知人を政府ポジションに任命)/大統領命令を頻繁に発効/帝国主義・拡張主義(パナマ運河を中国から奪還、グリーンランド、ガザ)
トランプ就任前に、100人以上の保守派知識人や研究所が書いた、900ぺージの提言書がある↓

トランプの大統領命令は、多くがこの提言書と一致している。
デビッド・アイクは、トランプや背後の権力者連は政府の規制を撤廃し、独裁主義の流れを作っている、と考える。
現在の政府予算や人員の削減は、行政国家を廃止して独裁国家へ導くためのもの。
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だそうです。
トランプは単に共産主義グローバリズムを駆逐しようとしているのか、或いはヒトラーになろうとしているのか、今のところ分かりませんが当方は前者だと思っています。
グレート・リセットが後1年か2年続いて明けた時点で、もっとはっきり見えてくるはずです。
金融市場はしばらく右往左往かもしれません。
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