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金価格再調整の可能性がフツフツ浮上。もし現実になれば金大暴騰、関税以上の大混乱が金融市場に起こりうる。(2025年8月8日公開)

  • chibamai
  • 8月8日
  • 読了時間: 3分
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Revaluation=再評価=価格調整


トランプ政権は37兆ドルに上る国家債務を何とかして解決しようとしています。

歴代大統領はうなぎのぼりの債務の根本解決を見送り、債券満期がくればまた債券を発行して将来に先送りするだけでした。これは日本も同じです。


米で最近浮上している噂は金の価格調整です。国庫保有の金を、従来の簿価評価(購入した時点の価格で評価)でなく時価(今の価格)評価すれば、一気に債務を減少できることです。米財務省は8133トンの金を保有していますが、世界大不況後の1934年の金準備法で、国民やFRB(米中央銀行)から巻き上げた金が殆どです。その時点の1オンス(28.3495グラム)42ドル余という簿価で、国の金資産が評価されてきました。現在金1オンスは3402ドル、とそのころから81倍になっています。今の値段で評価すれば、一気に国の資産が増えてその分債務を部分的に帳消しできるわけです。


奇しくも8月に入って、FRBのサイトで各国の金価格調整について説明記事がアップされました。これは意味深だといわれています。

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過去30年、ドイツ、イタリア、レバノン、キュラソー、セント・マーティン、南アフリカの国々で金再評価がなされた、その背景や手法を説明しています。


こんな話を載せる目的は、米国は本気で金再評価しようとしているのではないか、と思うのが普通です。フォーブスの記事↓では、米政府は金再評価で債務あるいはビットコインの残高調整をしようとしているとあります。


問題は金価格をいくらに設定するつもりか、です。

↑マイク・アダムスが50分ごろからいろいろ説明しています。専門家のビデオもあるので参考になります。


結論は現在の金1オンス3400ドルから、1オンス15,000ドルか20,000ドルになるのではないか。そうすると一気に米ドルの価値が大暴落して金融市場が大混乱に陥り、政府間の貿易収支の調整、商品市場価格の見直し、ハイパーインフレなど大変なことになる。しかし債務を少しでも軽減したいトランプはこれを遂行するのではないか。


ちなみに金1オンス2万ドルになると、日本での金市場価格は昨日の1グラム17,633円から

1ドル150円で設定すると1グラム107,100円になります。6倍になります。


さて、金再評価によるドルの大暴落は防げないのか。トランプはドルを世界の準備通貨にしておきたいはずです。

5月にこういう記事をアップしました↓


今回の金再評価とは別に、ドルは金本位制に戻る可能性があり、実際にそうなったと仮定してみます。

金本位制になれば金が1オンス2万ドルになっても、ドルは金に紐ついているため、ドルの実質的価値は暴落せずに済みます。(本来、金価格が上がればドルの価値は逆に下がる、高い金を買うためにドルを多く使わなければならないから)


頭が混乱するところですが、ではドルを最初に金本位制にしておいて、それから金価格再評価に入るのか、それともその逆なのか、これはわかりません。


さらに、いくら金が2万ドルになっても債務は全部帳消しできません。しかし対GDPの債務比率が国際評価上非常に大切なので、米の現在のGDPに比べた120%の債務が、70%になればそれはそれで一息つけます。

ちなみに日本の対GDP債務は約235%、スーダンに次いで世界第2位です。日本も崩壊寸前といえますが、国民の貯蓄高も世界一なので何とかなっているといわれます。貯金を政府や振り込め詐欺(背後にエリート勢力)にとられないようにしましょう!(笑)


結局話のオチはなんやねんと言われたら、とりあえず金はしばらく持っときましょう、になりそうです。



 
 
 

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