先日もご紹介した戦場ジャーナリストのマイケル・ヨン氏による、パナマの「ダリエン・ギャップ Darien Gap」という場所からの報告です。
↓まず、パンアメリカン・ハイウェイの地図です。北はカナダから南はチリの南端まで道路が続いていますが、途中のパナマにジャングルがあるため、どうしても道路が作れません。
隣国コロンビアとパナマのダリエン県にそのジャングルが横たわり、空白という意味でギャップと呼ばれています。
実は日本にもアジア・ハイウェイがあります。
何故こういうハイウェイがあるのか、当方の推測ではグローバリストによる大陸・地域統括作戦です。
ダリエン・ギャップに戻りますが、亜熱帯のジャングルを世界143ヶ国の貧しい移民が命がけで通る場所です。
全長100キロのジャングルを通らなければ、貧しい移民は憧れの国アメリカに陸路入国できない。歩いて何日も何日もかかる。
女性や子供の8割は, ジャングルに潜む隣国コロンビアのギャングに襲われレイプされるという。移民の多くはギャングにカネを奪われ、無一文でダリエン県の移民用キャンプにたどり着く。犯罪はパナマ警察が取り締まっており、ギャングとの撃ちあいも日常茶飯事。
ジャングルの途中で子供が亡くなるケースや、ジャングルでのあまりの辛さに自殺する人も。移民10人に1人が病気・犯罪・自殺などで死亡するという話もある。
やっと街に到着するとキャンプがあり宿泊施設がある。↓
しかし別のキャンプではみすぼらしい小屋しかない。ここで数日過ごし、バスを何台も連ねて隣国コロンビアに出発する。移民は無一文の人もいる。
小屋で寝泊まり↓
米国政府や国連は中南米やアフリカなど発展途上国からの移民を奨励し、米国に流入させている。ユニセフが移民政策に大きく関わっている。移民の出身国は社会主義や共産主義政府が多く、生活が苦しい上市民への迫害も行われている。中国共産党を逃れた中国人もいる。
何故こんな苦しい思いをしてまで移民したいのか。空路で米に入ると入国管理で本国に追い返されてしまうためだ。陸路で入れるテキサス/メキシコ国境は入国管理が実質無いに等しいのだ。
移民を奨励する米の魂胆の一つは、移民を大量入国させて民主党に投票させること。移民の多くはバイデン大統領が自分達を救ってくれると思っている。
国連の車↓
日本にも国際移住機関の出先がある。
今年一月から合算すると、10万人の移民がダリエン・ギャップを通った。中国人、中南米人、キューバ人、ハイチ人、中近東、モロッコ人など。キャンプからバスでコスタリカ、ニカラグア、グアテマラ、メキシコを通って米テキサスの国境に到達する。
キャンプでバスに乗る↓
その前に手続きをすませる↓
パナマ政府の警察、取締隊の人々ー移民への犯罪を取り締まる↓
パナマは移民の生活対応もしなければならず、国家予算に大変な重圧となっている。
ところがこの報道の数日後、米政府がダリエン・ギャップのキャンプを閉鎖したもようです。報道のせいなのか、他に理由があるのか不明です。
日本にも中国人を中心に多数の外国人が2010年頃から住んでいますが、これもやはり国連の目的である「replacement migration リプレースメント・マイグレーション=補充移民」です。日本を含めた先進国では、食品や水の添加物(意図的)などが原因で子供ができにくくなり、少子化となりました。その国の労働力を補うための移民が、補充移民です。グローバリズムの一環と言えます。
国連の文書、Replacement Migration ↓
日本も明治時代の「産めよ増やせよ」富国強兵作戦で人口が増えたため、政府は戦前に移民を奨励しました。ハワイ移民やブラジル移民は大変な苦労をしたのです。ブラジル移民についての本にも書いてありましたが、「この世の天国が待っている」と外務省に騙されてかの国に渡ったところ、待っていたのはジャングル、その日の食べ物にも事欠く生活で多くの日本人移民が亡くなりました。
政府や役人はウソをつくものです。ダリエン・ギャップの移民も、今のアメリカにこの世の天国を期待しないほうが良いと思われます。
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