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chibamai

ハイパーインフレが起きたらお札はこうなる。


旧ヴァイマール共和国、お札を暖炉で燃やす女性

現在、物価高のさなか日銀は未だに金融緩和政策を継続しようとしており、紙幣を印刷し続けています。米でもインフレ率が20%になろうとしていますが、ウクライナへの支援やその他で、どんどん紙切れが印刷され、カネに価値が無くなるハイパーインフレの懸念が出ています。

ハイパーの歴史でよく引き合いに出るのが、ドイツの旧ヴァイマール共和国(1921-1923にインフレ)とアフリカのジンバブエ(2007-2009)です。


マイク・アダムスがコレクターアイテムになっているジンバブエの紙幣を、番組で見せていました。


ジンバブエ・2007年前後、だんだんインフレが操縦不能となり、紙幣の額面がエスカレート。自国の紙幣を廃止、ドル通貨を採用。これは100万ドル紙幣↓

次に5000万ドル札が発行↓

ハイパーにおいては高額紙幣がまたまた価格急騰に火をつけて追いかけっことなる。これは1億ドル札↓

5億ドル札↓

10億ドル札↓感覚も麻痺しそう。


20億ドル札、50億ドル札、そしてついに10兆ドル札!↓これは現在、ジャンクとして1ドルで取引される(笑)。


時代をさかのぼり、ワイマールの紙幣を調べました。

20万マルク↓


1億マルク↓

10億マルク↓少額の紙幣など役に立たず、暖炉で燃やすのも無理はない。

ハンガリーもハイパーに苦しんだ時代があったもよう。

100万ペンゴ (1927から1946まで使われた)↓

1億ペンゴ↓

旧ユーゴスラビア、1億ディナーラ↓



第2次世界大戦終結前後のギリシャ、100億ドラクマ↓


以上、ほんの一部の例でした。


歴史上、日本では江戸時代に数回、幕末や戦後にハイパーインフレがありました。


3万円札や5万円札が発行されはじめたら、本格的ハイパーの前兆かもしれません。

1981年に、5万円札の発行を国会で意見した議員がいますが、却下されています。発行を主張する理由は、銀行が高額紙幣を使う方が便利だから、ということでした。

当方は、だいぶ前ですがインフレ下のトルコに行ったことがあります。毎日物価の値段が変上がり、ホステル代も「昨日いくら払った?」と聞いてから当日の料金が決まっていました。

ハイパーを生き抜くためには実質的資産が必要と言われます。貴金属や土地、絵画などです。以前ジンバブエの人が独立系メディアでインタビューされていましたが、ハイパー時に現金を銀行に預けていただけの金持ちは全てを失う一方、土地やゴールドを所有していた人は生き残ったそうです。


日本でも紙幣を燃やすような時代が来ないことを願います。



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