top of page
検索
chibamai

ロンドンの大学・研究発表ー鬱病はセロトニン不足が原因という証拠はない。

更新日:2022年8月3日




ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者達

独立系メディアで話題になっていますが、ロンドンの大学が鬱病はセロトニンと関係がない、と研究発表しました。

一般的に鬱の原因は神経伝達物質のセロトニンが不足とされ、抗うつ剤の一つに「SSRI」(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)があり、副作用がいろいろ問題となっています。


ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの発表をまとめます。



  • この30年、うつ病は脳内の化学的不均衡(chemical imbalance)が原因と言われてきた。具体的にはセロトニンの不均衡だ。しかし我々の最新の研究では、不均衡説=不足説の証拠が見当たらないことが分かった。

  • セロトニン不足説は1960年に仮説として立てられたが、90年代になって製薬業界が同説を大々的に押し出し、SSRIの抗鬱剤を市場に広めた。セロトニン不足説はアメリカ精神医学会が現在でも打ち出しているものだ。

  • 無数の医師がその説を支持し、メディアでも広まった。人々は言われたことをそのまま受け取るものだ。そして多くの人々が、自分の脳に問題があり、抗鬱剤を飲めば治ると思い始めた。このマーケティングのせいで、抗鬱剤使用度が劇的に増加、イギリスでは成人の6人にひとりが、抗鬱剤を処方されている。

  • しかし長い間、科学者の中には、鬱の原因がセロトニン不足とするには証拠がない、とする者もいた。多くはセロトニン不足説を支持している。しかし今まで、総合的な研究が行われていなかった。

  • SSRIは一見、脳内のセロトニンを一時的に上昇させるのは事実だが、だからと言って鬱がセロトニン不足だという根拠には至らない。

  • 抗鬱剤はプラセボと、効果が変わらない。(偽薬と飲んだグループと抗鬱剤を飲んだグループでは、効果に違いが見当たらない)また抗鬱剤によって感情が鈍感になるが、どうしてそうなるのか、分かっていない。

  • セロトニンの脳内システムに関して研究の数は多いが、今まで総合的にまとめられたことはない。我々は、一つ一つの研究を取り上げ、分類化することを行った。

  • 一つの手法として、我々はセロトニンのレベルと、血液や脳内液のセロトニン構成成分を比較した。鬱病の患者と非患者では、それらの比較に違いが見当たらなかった。

  • また神経の末端にある、セロトニン受容体を調べた。そこでも、鬱患者と非患者では、セロトニン受容体での活動レベルに違いは見られなかった。

  • セロトニン・トランスポーターを調べると、確かに鬱患者ではセロトニン活動が多かった。しかしそれはSSRIの薬が原因であると言うことができる。


  • また、我々はボランティアを使ってセロトニンレベルを人為的に下げ、鬱が起こせるかどうか調べた。2006年と2007年の研究では、何百人のボランティアのセロトニンを下げても鬱は起こらなかった。

  • ある大規模な研究では、セロトニン・トランスポーターに指示を出す遺伝子を調べた。それでも、鬱患者と非患者では違いが見つからなかった。

  • ある以前の研究では、セロトニン・トランスポーターがストレスな出来事によって影響を受けるとしたが、大規模な研究ではそのような関係が存在するとは証明できなかった。しかしストレスな出来事は確かに、鬱が発生するリスクを高めることはある。

  • 抗鬱剤を現在服用或いは過去に服用した人の研究では、抗鬱剤はセロトニンの濃度や活動を逆に下げることが分かった。

  • 鬱のセロトニン研究は大々的に行われてはいるが、我々の意見ではセロトニン不足説は科学的に証明されてはいない。そして抗鬱剤を使う根拠が疑問になってくる。

  • 殆どの抗鬱剤はセロトニンに効果がある、とされている。一部の薬は、脳内のノルアドレナリンに影響を及ぼすとされている。しかし鬱にノルアドレナリンが関係しているかどうかは、セロトニンよりも証拠が少ない。

  • 薬学的に、抗鬱剤がどう作用しているかという説明が他に見当たらない。もし感情を無感覚にしたり、プラセボと違いがないならば、抗鬱剤に本当に効果があるのかわからない。

  • 鬱が脳内の化学的不均衡によって起こるという証明はない。あくまでも仮説として考えるべきである。しかも、脳内のセロトニンを一時的に上昇させること(抗鬱剤がするように)が、脳にとって良いのか分かっていない。

  • 結論としてSSRIを服用して効果があるのか、安全なのか、肯定することはできない。抗鬱剤を服用するかどうかを決めるのに、以上の情報を参考にしてほしい。


以上です。

鬱がセロトニン不足の原因でないならば何なのか、ですが、毒性の化学物質であるという説もあります。

農薬や重金属、また処方薬が原因であるとこの記事では言っています。


つまり、食材や薬など体内に取り入れるものに要注意ということになります。そしてデトックスが欠かせないものとなります。


今までのデトックス記事では、重金属の排毒について書きました。↓


デジタル認知症↓


ワクチンデトックス↓


あと、キレーションという、クリニックで行う解毒療法もあります。保険が効きませんが、農薬のヒ素などを体内から排出するということになっています。


身の回りは毒だらけ、の時代になってしまいましたが、自分でできることは沢山あると思います。












0件のコメント

Comments


bottom of page