ロシアが打ち出した、天然ガスのルーブル支払いに渋々ヨーロッパが従い始めています。4月末までにロシアのガスをルーブルで支払わなければ、ヨーロッパはガスを輸入できない厳しい立場ですが、経済制裁の抜け道を使うことにしたようです。ドイツ、オーストリア、ハンガリー、スロバキアは一旦スイスにあるロシアのガズプロム銀行にユーロで払い込み、それをルーブルに替えるよう指示するということです。
焦点はポーランドがどうするのか、ウクライナ軍事支援の拠点ともなっている同国が、ルーブル建てでガスを輸入するのか、それともガスなしの日常生活となるのか、が問題のようです。
さて、IMF(世界通貨基金・国連と同じグローバリスト機関、金融マフィアの一味)のトップが、世界の中央銀行による過剰な通貨供給はインフレの原因となり間違った政策であることを認めました。
ここでの疑問は日銀によるマネーサプライの増加や通貨供給、政府による財政支出もインフレを起こすのか、ですが答えはイエスだと思います。
コロナでの財政支出が去年55.7兆円と決定しましたが、カネのばらまきによって目先の問題解決になっても、長期的には物価の高騰につながるかもしれません。何故なら既に対ドルで円安が進んでおり、多くの物資を輸入に頼っている日本では、商品の価格が上がっていくのは確実です。それに加えて財政出動や通貨供給でカネがふくらみ、インフレにつながっていくことになります。インフレが起こるとしたらそれはロシアのせいでなく、元々の経済政策に一因があるわけです。
ロシアは今回、ゴールドとルーブルをリンクさせて金本位制に戻ろうとしています。カネに裏付けがあるという意味では、ルーブルが安定した通貨になり、西側諸国がホゾを噛むという図式になると思います。実はロシアが一枚上手だったと言えます。
何故西側グローバリストはそれほどまでロシアが憎いのか
↑でも書きましたが、ロシアとグローバリストは200年以上にわたる天敵と言っても過言ではありません。もう一回ここに貼ります。
18~19世紀、ヨーロッパは戦争が続き、多くの国が疲弊しきっていた。何らかの解決策を提示しようとロスチャイルドの仲間が「ウィーン会議(1814)」を開催、そこで「国際連盟(League of Nations)」を設立しようとした。その目的は One World Government, 世界政府の樹立である。ロスチャイルドはそれまでに多くの国に資金援助してきたため、当然各国はこの提案を受け入れるだろうという思惑だった。
しかし当時のロシア皇帝は、その陰謀をかぎつけ、提案を完全に潰した。ロスチャイルド家の当主、ネイサン・ロスチャイルドは激怒し、いつか皇帝の子孫と家系を破滅させてやると誓った。ロスチャイルドの子孫は、100年近く経った1917年、ロシア共産革命を起こしまさしく先祖の恨みを果たしたのである。(皇帝一家は惨殺されました)
そして↓この本を書いた、アンソニー・サットン氏のコメントです。
何故、資本主義の金融勢力が共産革命を支援したのかという問題については、当時のロシアは科学技術がアメリカより進んでおり、放置すると世界の脅威になると判断されたからである。19世紀末の時点で、ロシアでは飛行機などアメリカより進んだ技術があった。共産国にしてしまえば国としての発展はストップするため、グローバリストが革命を起こさせた。
プーチンは先日こう言っています。
.......the sanctions against Russia were “prepared in advance” and would have been imposed anyway “to curb Russia"s development” and to weaken its “industrial, financial and technological potential.”
ロシアに対する制裁は(侵攻前から)準備されていた。目的は、ロシアの発展を止めさせ、産業・金融・テクノロジーにおけるポテンシャルを弱体化するためである。
サットン教授と同じことを言っています。
いずれにしても、ロスチャイルドのように、人は200年以上前の恨みをいつまでも持ち続けるものなのでしょうか。
答えはイエスです。
フリーメーソンの母体と言われるテンプル騎士団
は、14世紀にカトリック教会とフランス国王から迫害を受け、多くが殺害され組織は離散しました。その恨みを未だに、特にバチカンに対して持っていると言われます。バチカンがグローバリストに乗っ取られているのは、フリーメーソンの怨念が理由でもあるのかもしれません。
いやはや、人の恨みを買わないように生きたいものです(笑)。
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