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中国は崩壊に近づいているー著名アナリスト。若年層の失業率を公表しなくなった理由は・・・(2025年5月29日公開)

  • chibamai
  • 5月29日
  • 読了時間: 4分

更新日:15 時間前

↑ゴーストシティ


著名アナリスト、ジム・リカーズの最新レポートを紹介します。

Jim Rickards’ Strategic Intelligence | My Paradigm Press 見れなかったらすみません。


一言でまとめると、

中国は非常に弱く、ぜい弱だ。China is very weak and very vulnerable.


内容を見ていきます。


  • 20世紀は米国繁栄の時代だった。21世紀は中国やアジアの時代になると言われているが、中国経済が世界一というのはウソ。まだまだ米国がトップだ。

  • 中国軍は実戦経験があまりに少なく、強力とは言えない。むしろ腐敗している。米やロシアは実戦慣れしている。

  • 中国はGDPの45%を国内投資に向けている。これは他国ではあり得ないほど高い。よくあるゴースト・シティ(建物が乱立するもヒトが住んでいない都市)などは典型だ。

  • ゴーストシティは作ったとたんに、居住者が入らないので償却されて資産価値が半分になる。元々地方の農民を移住させるために作った都市群だが、それまでに移住は終わっている。

  • 中国国民は投資対象が限られている。海外の株などは買えないので、国内の株と不動産が中心となる。中国経済がバブルになった原因は、投資の行先がなく、株と不動産に集中したから。

  • 現在株価は下落し、不動産価値も半分になった。中国は既にリセッションに入っている。


  • 中国は若年層(15ー24歳)の失業率発表を中止している。若者の失業率はおそらく27%、非常に高い。このままでは結婚もできず、夢が薄れた若者はどうするか?暴動だ。既に始まっている。

  • そもそも、一人っ子政策に加え、昔から女の子が生まれると殺していた。(間引き、昔日本でもあった)2500万人の女の子が殺された。そうすると圧倒的に女性不足となり、嫁不足になる。国内の女性は教育程度が上がり、相手を選ぶ。東南アジアからの移民は禁止されているので、異国人の嫁も来ない。

  • 結婚もできず収入もない男性は、不満が蓄積して当然である。若年失業率の発表を中止したのはこれらの理由だ。


  • 国が発展する際、低収入国(low-income countries)から中収入国(middle-income)になり、高収入国(high-income)となっていく。低から中になるのはそれほど大変ではない。労働力を地方から都市に移せば、産業が発展していく。(注:日本も戦後「集団就職」があった)

  • 困難なのは中から高になること。これはハイテクや付加価値的製造力を必要とする。中国は部品を輸入して組み立てるだけで、重要な研究開発の知識は他国から盗んできた。The Chinese have shown no capacity to invent very much at all. What they're good at is stealing things→中国は盗むのだけは得意。

  • 盗むということは、発明につながる土壌・文化・基盤がないのでその後の開発が遅れる。つまり二番煎じばかりになる。


  • 短期間に中収入国から高収入に発展できた好例は、日本だ。背景に教育程度の高い労働力と、強い労働倫理(勤勉さ、責任感)がある。そのほか韓国、アジア各国なども続く。

  • GDPを構成するのは、人口と生産性である。中国の場合、人口がこれから40年の間に、4億から5億減少する。人口を維持できる出生率は2.1だが、中国は1.1(日本は1.15)だ。

  • 中国の対GDP債務は250%と、米国の130%よりずっと高い(日本は今年の見込み236%)。

  • 中国で工場閉鎖が相次ぎ、未払い賃金は6か月も続いている。そこでトランプ関税発表、輸出ができなくなり、大急ぎで交渉の座についた。

  • そして中国製品の質も問題。ケチしてコストを削り、ウソをつくのが当たり前となっている。

    ーーー

以上です。


当方も中国でゴーストシティを見ました、とにかく巨大でカラッポです(笑)。


日本人の教育程度の高さが言及されましたが、江戸時代の「寺子屋」は大きかったと思います。水呑み百姓の子供でも、無料でお寺で読み書き計算を習えました。おかげで貧しくとも識字率が高かったのです。


そのころ日本に来たヨーロッパの宣教師たち(結局はスパイでした)が本国に送った報告では、いかに日本人が礼儀正しくて清潔好きか、強調されています。宣教師は中国や朝鮮半島に寄ってから日本に来るため、かの国との違いが新鮮だったに違いありません。民度です。


目先の利益を追わず(浮利を追わず)、世間や人のための利他も重んじたかつての日本の商売魂がありました。

中国は嫌いではありませんが、見習いたくないところも沢山あります。

 
 
 

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