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古代王国では借金はチャラにされる場合があった。社会のバランスを保つため。現代の経済は国や民間の負債が負債を呼ぶ、危ない状態。(2026年8月29日公開)

  • chibamai
  • 5 時間前
  • 読了時間: 4分
古代メソポタミアの農民
古代メソポタミアの農民

現在、日米の金利が高止まり状態にあり、債券市場ではどちらが先に財政破綻するか、などという話も出ています。

どの国の通貨も、中央銀行の負債となる単なる紙切れですから、負債で財政をやりくりしなければいけない状態が、さらに負債を呼びます。


ところで古代社会は、農民の借金を免除(リセット)することがあり、それが社会の安定につながっていたそうです。なぜなら借金のせいで誰かの奴隷にならないで済むからです。経済学者マイケル・ハドソン氏の興味深い解説をアップします。Gemeni要約プラス当方の注釈です。



メソポタミア、バビロニア、エジプトなどの古代社会では、経済の安定を維持するために定期的な債務免除(借金チャラ)が行われていました(11:22-11:45)。この措置は、新しい王が即位した際や、干ばつや洪水などで農作物の収穫が困難になった際などに行われ、返済不可能な借金が社会を荒廃させるのを防ぐ役割を果たしていました(11:45-12:04)。

歴史的な債務免除の主な特徴は以下の通りです:

  • 対象の限定: ビジネス上の負債は対象外とされ、主に市民の個人債務(穀物の未払いなど)が免除されました(12:18-12:26)。

  • 目的: 市民が債権者への債務不履行により私的な隷属や奴隷状態に陥るのを防ぐことでした。これは、国が軍隊や公共インフラの建設に必要な労働力を、確保するためでもありました(11:02-11:18)。

  • 結果: 債務が免除されると、債権者に質として入れられていた労働者は解放され、窮状の中で担保として差し出されていた土地も元の耕作者に返還されました(12:34-13:00)。


マイケル・ハドソンによれば、古代の債務免除という伝統が失われたことで、現代の西洋経済は「債務の過剰蓄積」と「金融寡頭制=ロスチャイルドなどの国際金融マフィア」による支配」という構造に変貌しました (13:06 - 13:32)。

この変貌に伴う主な変化は以下の通りです:

  • 金融化の進展: 現代の銀行システムは、実体経済への投資(工場やインフラなど)よりも、債務をレバレッジ(テコ)にして資産価格を吊り上げる「金融的な富」の創出を優先するようになりました (14:31 - 15:00)。

  • 搾取的な債務構造: 債務が経済の支払い能力を超えて拡大し続け、労働者や企業がその利子を支払うために所得を奪われる結果、経済全体が「ポンジ・スキーム」=ねずみ講的詐欺(借金返済のために借金を重ねる状態)に陥っています (23:15 - 23:32)。

  • 経済の脱工業化: 所得の多くが債務サービス(利子返済)に消えるため、人々は実体的な生産物やサービスを購入する余力を失い、これが結果として産業の衰退を招いています (25:57 - 26:18)。

  • 政治への影響: 金融クラス=金融マフィア が政治を乗っ取り、自分達の利権を保護する法体系を作り上げたことで、公的な介入や経済バランスの維持が困難になっています (42:10 - 42:56)。

ーーー

次に、円やドルはそのうち価値を失い、急激な物価高騰が起こるという話です。


本動画では、政治経済アナリストのアラスデア・マクラウド氏が、現在の法定通貨制度(ドル、円など)、が崩壊の危機にあり、今後18ヶ月以内に終わりを迎える可能性があると警鐘を鳴らしています(2:02-2:35, 31:42-31:47)。

主な論点と主張

  • 金(ゴールド)こそが真の貨幣: マクラウド氏は、ドルやポンドなどの通貨は「信用(クレジット)」に過ぎないと断言します。真の資産の安全性は、カウンターパーティリスク(相手が潰れたら自分も損をこうむる)のない金を持つことにしかないと主張しています(3:16-3:53)。

  • 法定通貨の崩壊: 債務超過、地政学的な緊張(中東情勢など)、および中央銀行の過度な金融緩和により、法定通貨の信頼性は限界に達していると指摘しています(12:42-13:27, 17:30-17:47)。

  • 金本位制の必要性: 通貨制度が生き残るためには、各国家が金本位制を採用し、法定通貨を、信頼できる金という代替物にする以外に道はないと提唱しています(2:11-2:35, 23:57-24:17)。

  • 投資アドバイス: マクラウド氏は、もし10万ポンドを与えられたら迷わずすべて金に替えると述べ、政府債券などの信用ベースの資産を避けるよう強く推奨しています(36:12-36:26)。

今後の展望

マクラウド氏は、崩壊のプロセスにおいて社会的な混乱や供給網の断絶が発生する可能性があると予測しています。また、人々が真実(法定通貨の無価値化)に気づくのは非常に遅い段階になると警告し、この「クラックアップ・ブーム(通貨崩壊によるパニック的な物価高騰)」が今後18ヶ月以内に起こり得ると述べています(37:55-38:13)。

ーーー


18か月以内というマクラウド氏の主張ですが、経済学者でファンドマネージャーのマーティン・アームストロング氏の予測AI「ソクラテス」によると、2032年に大混乱が起きるそうです。


いずれにしても土地やハードアセット(実物資産=金や銀など)でハイパーインフレに備える必要は、識者が口をそろえて言っています。



 
 
 

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