Train wreckというのは列車事故のことです。日本経済はゆっくり列車大事故に向かっているという、有名エコノミストピーター・シフ氏の話を要約します。
為替市場で日本円は20年来の安値を付けた。日本の国家債務はドル換算で9兆ドルにのぼり、日本のGDPの200倍を超えている。債券などの金利支払いが政府支出の4分の1になる。
現在の債券利回りは低く抑えられているが、上昇すれば利息支払いが政府に重くのしかかる。
日銀は国債の利回りを注意深くコントロールしている。現在の利回りターゲットは1%だが、これは無理がある。物価上昇率が3%になろうとしているのに、1%の金利で誰がカネを貸すのか。
日銀も政府も、3%のインフレ率は、デフレ脱却の金融政策が勝利したからとしているが、これは間違っている。これからインフレが激しくなれば金利が上がらざるをえず、国債の利息負担がますます増えていく。
日銀が国債の買いオペを続けるためにカネを印刷し続けるのか(インフレ要因)、それとも政府が支出削減や増税をするのか。
買いオペをするためにカネを供給すれば、円が安くなり金利が上昇する。それを抑えるために買いオペをするという、悪循環が起こっている。
日銀は国債の45%を保有しているが、保有高に耐えられず国債の売却を開始したら金利は一気に上昇する。
しかし一つの救いは、国民の世界一の貯蓄高だ。このおかげで日本の財政は一挙に破たんするのではなく、ゆっくり破たんに向かう。
財政が破たんしたらどうなるかというと、中南米のベネズエラやアルゼンチンのようになります。ハイパーインフレになって、お札が紙切れとなります。
そのために、ゴールドやシルバーを買っておく防衛策があります。
サンフランシスコのダウンタウンはジャンキーのたまり場
「花のサンフランシスコ」という有名な、カラオケにも入っている1967年の歌があります。歌詞はこんな感じです↓
しかしもう花は枯れました。
マイク・アダムスが、こんなビデオクリップを見つけてきました。ある女性が
サンフランのダウンタウンを歩きながら撮影したものです。
↑手前は固まっているドラッグ中毒者。
↑倒れているのもジャンキーさん。道路はごみだらけ。
↑ほとんどの人達はホームレスと思われる。サンフランだけでなく大都市のダウンタウンでは、こういう光景が普通らしい。
↑この人も固まったまま。フェンタニルに特有な症状らしい。(ちなみにフェンタニルは海外で鎮痛剤にも使われており、非常に危険)
↑こういう状態になぜ至ったのか。泥沼のドラッグ禍、国も自治体も対策が追いついていない。
↑黒人も白人も、男も女もジャンキーになりうる。
↑中毒になると、やせ始め、歯が溶ける。更生する人も少なからずいるはずだが・・・
もちろん、サンフランの町全体がこうではありません。更にアメリカのことですから、この人達を救おうとするボランティア団体や慈善団体もいるはずですが、焼石に水なのかもしれません。
そもそも、ドラッグや麻薬はエスタブリッシュメントが資金作りのために取引しています。
アメリカの政治家や国会議員は麻薬取引で儲ける人がいるのは事実です。古くはブッシュ家やクリントン夫妻、バイデンも有名です。
英国王室は19世紀のアヘン戦争で巨額の利益を手にし、それ以降も中国共産党と麻薬の利益を山分けにしている、という告発本があります↓
イギリスは19世紀に中国(清国)の国力を弱めるために、大量のアヘンを輸出し、その通りとなりました。スタンフォード大学の西鋭夫さんは、「新説明治維新」という本で、維新の背後にいたのは日本にアヘンを輸出したい英仏勢力だった、と言っています。
現在の米のドラッグ禍も、イギリスや中国が闇でクスリを広めているからという指摘があります。
日本で、人生を破滅に導くドラッグがアメリカほど広まっていないのは、本当に不幸中の幸いだと思っています。
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